代掻きは、色々なやり方があるようですが、私の職場では「荒代掻き」と「本代掻き」に分けて、やっていました
ネットで調べると、人によってやり方が違いますね。どのやり方が正しいのでしょうか。。。
私は、アルバイトのおじいさんに、教えていただいたやり方で、やっていました
荒代掻き
田植えの1週間前くらいに、荒代掻きをします
水の量は、土が8割、水が2割見えるくらいが、よいらしいです
荒代掻きをする理由
- 土と水を混ぜて粘土状にして、水漏れを防ぐ
- 土を柔らかくすることで、苗の根が活着しやすくなる
- 表面を平らにして、水深を均一にすることで、生育のムラをなくす
- 雑草を地中に混ぜ込んで、発芽を抑える
- 生育に悪影響を及ぼす、地中の有毒ガスを抜く
荒代掻きは、重要な作業なので、かなり丁寧にやりました。特に外周は、水漏れ対策のためにも、念入りに代掻きをしました
本代掻き
田植えの3日前くらいに、本代掻きをします。土を落ち着かせるために、荒代掻きからは、3日くらいあけています
水の量は、浅水です
本代掻きをする理由
- 雑草を地中に混ぜ込んで、発芽を抑える
- 整地をして、田植えをやりやすくする
荒代掻きだけだと、まだ表面がデコボコしています。このままでは、田植えがやりにくいので、本代掻きで、整地をします
アルバイトのおじいさんが「ホンシロは、化粧するだけじゃけぇ、サッとでえぇよ」って言っていましたね
荒代掻きと違い、本代掻きは、あまり時間はかかりません
ウイングハロー
荒代掻きは、耕起と同じロータリーでやりますが、本代掻きは、ウイングハローでやります。ロータリーよりも、爪が小さくて、横幅が広いです
折りたたみ式になっているので、狭い圃場と広い圃場、両方に対応できます
初期除草剤
本代掻きの時に、初期除草剤の「エリジャン乳剤」をまきます。この除草剤は、原液散布です
水管理がきちんとできれば、これと田植えの時にまく除草剤で、雑草を抑えることができるとのことです。まぁ、水管理が難しいのですが、、、
失敗したこと
要領よく水を確保できなくて、ほとんど水がない状態で、代掻きをした圃場がありました
水が少ないと、土が粘土状にならないですし、作業もやりにくいです
代掻きの時期は、水を必要とする人が多いので、水の争奪戦みたいになります。理想の水の量にするのは、とても難しいです、、、