耕起や代掻きをして、田植えの準備をしながら、水田に植える、苗の準備もやっていきます
今日は、播種(はしゅ)について、まとめてみます
土に種をまくことを、播種と言います
種籾消毒
まずは、種籾(たねもみ)の準備から始めます
昨年作った米から、種籾を残しておく人もいるようですが、私の職場では、購入していました
病気を予防するために、農薬で消毒してから使います
200倍に希釈した「スポルタックスターナSE」に、24時間浸漬します
浸種
種籾の消毒が終わったら、水に入れて発芽の準備をさせる、浸種という作業をします
発芽するための、3つの条件が「水」「酸素」「温度」です
10~15℃で、積算温度が約100℃になるまで、浸種をします。積算温度とは、水温×日数のことです。10℃だったら、10日間ですね
水の腐敗と酸欠を予防するために、3日後に水を交換します
催芽機という便利な機械があるので、浸種と催芽は、この機械にお任せです
催芽
浸種が終わったら、水温を約30℃に上げてから、15~20時間かけて、発芽させます
水温が上がったら、一気に発芽するので、やりすぎないよう、注意します
この作業も、催芽機にお任せです。浸種が終わったかなと思ったら、催芽ボタンをポチッと押すだけです。機械って便利ですねぇ。。。
催芽が終わったら、小さな芽が出てきます
播種
種籾が発芽したら、播種をします
この作業では、播種機を使います。育苗箱に、土を入れる→水をかける→種をまく。という作業を、全てやってくれます
もう少し詳しく書くと、床土→水→種籾→覆土の順番です
種籾脱水
水分を含んだままの種籾を、播種機に入れると、詰まってしまうので、脱水機で脱水します
種籾専用の脱水機があります。便利ですねぇ。。。
床土
床土は、保水性が高くて、生育に必要な肥料も含まれています
粒が小さくて、サラサラしています
覆土
覆土は、種籾が隠れるくらいで、よいらしいです
床土用の土は高価なので、高いスペックを必要としない、覆土用の土は、安いものを使います
床土より、粒が大きいですね
播種が終わった育苗箱は、育苗器に入れます。次は、育苗です